日増しに暖かく春らしくなり、日中はコートが鬱陶しくなりました。
最近ビジネスで韓国の方としばしばお会いする機会が多くなりました。
親しくなるにつれ色々突っ込んだ話をするようになりました。生活習慣、日韓の文化比較、言語、社会システム、選挙(最近の李明博氏)やお互いの国内政治、また外交においては、日韓間には色々と複雑な問題を抱えています。日本海(東海)の呼称、竹島(独島)、慰安婦、まだ燻ぶっている戦時賠償等々。中でも一番の難題は領土問題であろうと思います。島は小さいが喉に刺さった大きな棘。かつて日韓国交正常化交渉時、朴大統領が島をダイナマイトで消滅してしまいたいと云ったような逸話があるくらい当時も今も大変な難題です。かつて旧西ドイツの首相であったシュミット氏は“日本は世界に友人と言える国が無い”と言った記憶があり、可也のショックを覚えています。この問題を地球規模で見ると、世界中何処を探しても隣国同士仲のいい国は有りません。欧州でみると英/独/仏/西、北アフリカではエジプト/リビア/アルジェリア/スーダン、中近東においてはイラク/クエート/イラン/シリア等何処にでも血生臭い戦いの歴史があり、現在においても続いています。
日本だけとっても韓国はもちろん、中国とは尖閣諸島/南沙諸島、ロシアとは北方四島。或る国を中心に隣国と領土、民族紛争が絶えません。
我々のよく知っている例として、欧州は過去戦争の歴史でありましたが、近年EU十数カ国が通貨・経済統合し、人、物、金が自由に行き来するようになりました。後何十年掛かるか分かりませんが、外交も国防も一元化されることでしょう。かつての欧州では考えられない事でした。我々が属している東アジアにおいても決して考えられない事では有りません。社会構造、経済力の似通った日本、韓国、台湾(?)、香港、マレーシア、シンガポール、タイあたりでまず通貨統合し、経済統合まで発展できない筈は有りませんし、以後徐々に参加国を増やしていく。
今の日本、かつての全体主義、植民地主義の再来は、国も国民にもその意思も力も有りません(相手が居る事で、我々が云っては失礼ですが)。通貨を共通化し人/物/金の自由化を計りつつ、何十年掛かるか分かりませんが(東京から見れば九州、北海道や四国のようなものです)、これから先、一国単位では何も出来なくなり、国単位の利害など意味をなさなくなるでしょう。出生率の低下、食料自給率40%にも満たない現状、安っぽいナショナリズムに酔いしれている場合ではありません。とりあえず隣国においては面倒な為替差損益、通関、ビザ、パスポート等必要無い世界を目指したいものです。
東京/藤井
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